こげ茶色のオイルレザーで、コインケースをつくりました。底が浅めで出し入れがしやすい、コンパクトな小銭入れです。
やや厚みのある革を、ふっくらとした内縫い仕立てにしました。縫製は全て手縫いです。糸は麻糸(ラミー糸)を使っています。
エイジング(経年変化)をたのしめる、タンニンなめしの牛革です。経年で革の色みや質感・風合いが変化していきます。 オイルをたくさん含んだ革で、使い始めはややマットな風合いですが、お使いになるうちに、透明感のあるツヤが増していき、深みのあるチョコレート色に変化していきます。
ファスナーの引き手には、ボリューム感のあるタッセルを付けました。 タッセルを持ってひっぱってもちぎれにくいよう、金具にかかるループ部分は、2枚の革を貼り合わせ、強度をもたせています。
大きさは、よこ 約 10.7 cm x たて 約 6 cm x 厚さ 約 1.5 cm です。
キーポーチとしてもちょうどいい大きさです。
内縫い(縫い代が内側にくる縫い方)仕立てです。中にものを入れると自然にふっくらとふくらむ形です。底まわりはぷくっとしていて、やや厚みがあります。
ファスナーはゴールド色の金属ファスナーです。
スライダーを端まで開くと、入れ口が全開に出来る形です。
引き手のタッセルは2重リングで付けているので、外すこともできます。
裏地(内袋)のない1枚仕立てです。
ジッパーエンドには存在感のあるタブ(ツマミ)を付けました。タブのコバ(革の断面)は、手が触れた時の感触がよくなるよう、まるめに整形をし染色をして、蜜蝋を染みこませ磨いています。
お札は4つ折りにするとすっぽりおさまります。
オンラインショップで販売しています。